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2007年05月01日
Linuxのディストリビューション選択(その2)
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こんにちは、担当上岡です。
さて、何がメリットで何がデメリットになるのかわかりにくいLinuxのディストリビューション選択について、その2です。
今日は主流のRedHat系ディストリビューション"以外"についてまとめてみました。自宅サーバを構築する場合などには参考になるかもしれません。
各ディストリビューションの管理、あるいは使っているうちに環境がよくわからなくなってしまったシステムなどのヘルプには匠のサーバコンサルティング「Dr.サーバ」をぜひご利用ください。
【Redhat系の続き】
Turbo Linux
一つ大事なディストリビューションを忘れていました。RHELと同様に商用サポートライセンスが前提となっているのがこのTurbo Linuxです。月額制のレンタルサーバなどで、使用可能なところも多いです。
誕生、成長ともに日本のパシフィックハイテック社が中心となって進めてきたため、日本語環境をはじめとするマルチバイト環境には強いといえます。
用途に応じて「デスクトップ版(クライアント向け)」「サーバ版(サーバ向け)」など、いくつかのバージョンがあり、それぞれに特化されたインストールが可能です。
特徴として、Microsoft Windowsとの互換性を重視しているというのがあります。Windowsネットワークでのファイル共有を目的とするSambaなどのパッケージがよくメンテナンスされているので、Windowsとの互換性を重視する社内サーバなどの用途にオススメです。
パッケージはrpmですが、Turboプラスなどの独自アプリケーションで管理します。
現在の最新バージョンはTurbo Linux 10系です。
【Debian系】
第二の勢力として挙げられるのが、この「Debian系」ディストリビューションです。実際にサーバ用途で本格導入されることがなくても、「Knoppix」だけは覚えておいて損はありません。サーバが壊れた時とか、ちょっとしたUNIX環境を用意したい、などというときに重宝します。
Debian GNU/ Linux(RHEL)
ボランティアの集まりである「Debian Project」コミュニティによってメンテナンスされているフリーなディストリビューションです。
コミュニティによって管理されたアプリケーションのパッケージと、コンパイル済みの「Debianパッケージ」によってソフトウェアを導入することにより、単純なパッケージ管理ができることが特徴であり、前提となっています。ソースから自分でコンパイルしてアプリケーションを導入していく、という場合にはあまりメリットがありません(自分でDebianパッケージを作る方がまだ良いでしょう。)。
ただし、それだけに「フル」にパッケージを集めるとインストールDVDが3枚(Debian 4.0の場合)にもなるという巨大なディストリビューションでもあります。基本機能だけの「Debian Base」を入れてからじっくり必要なものを足していく、というのが良いですね。
パッケージ管理は「apt」という管理システムを利用します。RedHat系のyumなど以上に、依存性データベースが管理され尽くされているため、aptの利用に従う限りは非常にシンプルに管理することができます。
KNOPPIX
上でも述べましたが、Debian系で最もアツいのはこのKNOPPIXであると言っても過言ではありません(<私見ですが)。
このKNOPPIXはCD-ROMまたはDVD-ROMからブート(起動)することに特化されています。
つまり、「スタンドアロンで起動する」ということを第一義にコンパクトに、かつ使いやすいクライアント環境を目指しています。ハードディスクへのインストールが不要であり、しかも多くのハードウエアのドライバを標準で持っている(DVD-ROM版は特に多い)ため、「緊急ディスク」として持っておくのもオススメです。
どんなOS環境のサーバでも、壊れてしまって立ち上がらないというような場合に、このKNOPPIXで立ち上げて「無事」な部分のデータを取り出したり、あるいは調査をしたり、といった際に大活躍するというわけです(BIOS、DVD/CD-ROMのドライブが起動しない場合は難しいですが…)。
最新のDVD-ROM版ではNTFSもマウントして読むことができるので、Microsoft Windows系のサーバやクライアントが故障した場合にも同様に使用することができます。
【SlackWare】
最後はすでにマニアックの部類かもしれませんが、Slackwareという伝統的なディストリビューションについても一言。
非常に歴史のあるディストリビューションで、あまり商用ベースのサーバの話題に上ってくることはありませんが、根強いファンがいます。
パッケージ管理に「pkgtool」などがありますが、rpmやaptなどに比べると依存性のデータベースなどもそれほど管理されていません。
どちらかというと、最小インストールをした後に、アプリケーションをソースから導入してミニサーバを作りたい、というような場合の選択肢でしょう。
ディストリビューション選択についてはほんの入り口の比較情報ですが、ここまでで十分かなと思います。
レンタルサーバの選択時に名前が出てきたもののよくわからなかった、という方もいらっしゃるかと思います。
そんなときはぜひ、お気軽にお問い合わせください。
日時:2007年05月01日 13:20 | パーマリンク
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